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陰翳礼讃

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外の光が届かなくなった暗がりの中にある
金襖や金屏風が、幾間を隔てた
遠い遠い庭の明りの穂先を捉えて、
ぽうっと夢のように照り返している

まあどういう工合になるか、
試しに電燈を消してみることだ。

谷崎潤一郎「陰翳礼賛」より

何度も練習したので、愛着が湧く文章になりました。
先日の書道展に、これを書きたい、と思ったのは、今だからこそ、という文章をなにかで読んだからでした。
原発事故による節電によって、夜の街が暗くなったあの時期の東京。
日本の都市や、ショッピングセンターの間引いた照明は、機能的にも審美的にも「保たない設計」を
露呈したそうです。
闇を味わい、陰翳を愉しむこの「陰翳礼賛」のこの感覚は、今の、そして今後の日本に必要なこと。

これ書きたい!との私のわがままに、先生の持ってきてくれたお手本は、書いたことのないサイズ。
書道を初めて1年の、挑戦でした。

by flct | 2011-12-09 20:46 | 日々徒然 | Comments(0)
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