zine展-それぞれの本のかたち2- 開催中です。
わたしも、そっと、わたしのzineを会場に忍ばせています。
milly la foretは、パリから電車で1時間ほどのちいさな村。
ジャン・コクトーが晩年パリから移り住んだ村。
ここへ、何年も前から行ってみたいと思っていたのでした。
2年前にその思いは叶いました。
ずっとzineにしようと思いながら、やっとこの機会に。
自己満足な1冊ですが、なんとか出来上がったので、これからblogにもぼちぼち書いていこうかなと思います。
その旅の記録と、紹介を。
まずは、ジャン・コクトーの壁画が見れるここから。
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La capelle Saint Blaise des Samples
サンプレーズ・デ・サンプル礼拝堂
milly la foret ミィ・ラ・フォレは、パリから約1時間ほどにある小さな村。
ここには、20世紀前半から半世紀にわたって、多彩な才能で時代を駆け抜けた、
ジャン・コクトーが、1947年、パリからこの村へ移り住んだ。
彼は、ハンセン病患者のための病院に付属して1963年に建てられたこの礼拝堂
の壁画をてがけている。
薬草の栽培で有名なミィ・ラ・フォレの地にちなんで、壁画に大きく描かれた薬
草や三位一体。
4世紀にサン・ブレーズという聖人が、医者兼神父として、自然(シンプル)な方
法で治療をしていたことから、シンプルをテーマに描かれている。
コクトーが名誉市民の称号を受けた時、「あなたが決して立ち去ることのないよ
う願います」という市長に対し、「Je reste avec vous.わたしはあなたがたとと
もにある」と応えたコクトーの言葉が、墓碑に刻まれている。