最近、手紙をよく書くようになった。
書き出して、しばらくしてから気付いたこと。
手紙だと、言葉をより大切にしている気がする。
そして、手紙を書く時は「よし、書くぞ」と便箋とLAMYの万年筆を
用意して、ひと呼吸。
「手紙を書く」という行為自体にも重きをおいてもいるような。
そして書き終えたら、ああこんなに時間が経ってたんだと気付く。
マイブルーベリーナイツを観に行った。
ウォンカーウァイ監督の映画。
今までの香港映画とは、違って、今回はアメリカ。
どんな映像になってるんだろうと思ったら、いつもの香港とも
もちろん違ったけど、アメリカ映画だけど、やはり映像がひと味違って、
綺麗。
主演の女のコが、旅先から、まだ彼ではないけれど、この人ならわかってくれる、
という相手に各地から手紙を送る。
今の時代に・・って感じだけど、この映画の中では、それはとっても自然だった。
出す方も、待っている方も、なんだか嬉しそうだった。
伝える相手がいる、伝えてくれる相手がいるということ。
そして、あれがメールだったら、感慨深くは感じれなかったかも。
そしてまた今日も、手紙を書こうかなあ。
気付いたら、インクがなくなってた。
あ、こんなに書いてたんだー気付いたら。
それもなんだか、嬉しい。
手紙、書きませんか?